大分県日田市で『弘前ねぷた』を見てきたよ!
九州の地で「弘前ねぷた」を見るという激レア体験をしてきた!
ねぷたといえば青森県弘前市の『弘前ねぷた』!
みなさんご存知のとおり、ねぶたやねぷたは、青森県で毎年夏に行われている伝統的なお祭りです。
青森県から遠く離れた地に住んでいる私たち九州民にとって、ねぶたやねぷたは、見たくても滅多に見ることができません。
そんな中なんと!『弘前ねぷた』の山車灯籠が、青森県から遠く離れた大分県日田市にやってきたのです!
唐突ですが、大分県日田市は私の出身地です。
そして私は来週「青森ひとり旅」をする予定なので(弘前市にも行く予定)
ただならぬ運命を感じてしまい、急遽1人で帰省することにしました。笑
弘前ねぷたは11月10日の夜と11日の午前中に運行されました。私は「ねぷた 夜Ver」が見たかったので、10日に見に行くことにしました。
今回は、その時の様子について書いていきたいと思います!
まずは日田駅から豆田町へGO!
夕方4時に日田駅に着いたのですが……。いつもはガランとしている駅前が人で溢れていました。(とても珍しい)
もしや、これも「ねぷた効果」……?
日田市では毎年11月に『日田天領祭り』『千年あかり』が同時開催されます。今年は10日と11日の2日間に渡って行われました。
これに『弘前ねぷた』が加わるわけですから、いつも以上に人が集まっているのだと思います。多分。
駅を出て、ねぷたの運行コースである豆田町へ徒歩で向かいました。
日田の観光地といえば豆田町。
駅から歩いて約15分の場所にあります。
こんな感じで……
なかなかオシャレな町です。
来てね!
▲ 昨年の夏に撮った豆田町の写真
ここを「弘前ねぷた」が通るわけですね!
豆田町には電柱や電線が地中に埋められているので、きっと、あの大きな「ねぷた」も通りやすいはず!
運行時間まで町を適当にフラフラ歩いて時間を潰します。
日田市に「弘前ねぷた」がやってきた理由
徐々に暗くなり、気がつけばもう6時。ねぷたが通る予定の道脇に人々が並び始めました。
私もカメラを構えて待っていると……
遠くの方から「ねぷた囃子」が聞こえてきました。
「来るぞ来るぞ……!」
「カメラカメラ!」
私も周りの人々もみんな、背伸びをしながら待っています。
少し待っていたら、ついに目の前にやってきました!
まず2つの「扇ねぷた」が、「ヤーヤドー!」という力強い掛け声と共に、観衆のすぐ目の前を流れていきました。
側面に「けっぱれ!!日田市」と達筆な字で書かれています。
「けっぱれ!」は弘前で使われている方言(津軽弁)です。向こうでは「頑張れ!」という意味らしい。
実は、昨年(2017年)にも「弘前ねぷた」は日田市にやってきています。
その理由は、酷い豪雨被害に遭った日田市を励ますためでした。
昨年は弘前の方から提案があり、日田での弘前ねぷた運行が決定しました。
残念ながら、私は昨年のねぷたを見ていませんが、日田の人々からは大変好評だったらしいです。
それがキッカケで、日田市と弘前市の繋がりが生まれます。
現在は豪雨被害の復興も順調に進みつつある日田市。
昨年市民を元気付けてくれた「弘前ねぷた」に感謝の気持ちを伝えたいということで、今度は日田市の方から「今年も是非ねぷたを運行してほしい」と提案し、2回目の「弘前ねぷた運行」が決定されたのです。
遠く離れた場所から来ていただいて......
本当にありがたい!
ついに「弘前ねぷた山車灯籠」が登場!
「けっぱれ!日田市」の文字に感動している間に、今回1番の見どころである「山車灯籠」が近づいて来ました。
この迫力!!!!!
「うぉー!」「スゲェー!」という驚嘆の声や拍手の音が、至る所で発せられていました。
私もみんなも大興奮!
九州に住んでいたら、滅多に見ることができませんからね!
「弘前ねぷた」の後ろ姿。
後には「日田どん」と「めじろん」のランタンが続いていました。
この2つは日田の人が作ったものなのだそう。
「日田どん」は日田で有名な相撲の神様。「めじろん」は大分県のマスコットキャラクターです。
夢のコラボ! って感じですね(笑)
「日田どんランタン」の後ろ姿。
「弘前ねぷた」の「けっぱれ!!日田市」に対して、「元気ばい!日田!!」「感謝」と返しています。
「元気ばい!」は日田弁で「元気だよ!」という意味。
くぅうう、泣かせやがって!
(涙をぬぐいながら)
ねぷたのすぐ前を日田市長と弘前市長が仲良く並んで歩いていたのが可愛かったです。笑
撮った写真の数々。
ねぷたってすごく綺麗に写りますね。ビックリしました。スマホのカメラでもこんなに綺麗に撮れちゃうだなんて驚きです。
ねぷたの中はこんな感じになっているみたいです。
私を含め、多くの人が中を覗き込んでいました。笑
滅多に見られませんからね〜!
ねぷたの運行が終わり帰路についている途中、おばさんたちのこんな話し声が聞こえてきました。
「青森からねぇ!とおかっちょろうにねぇ!」
(訳:青森県から此処まで来るのは遠かっただろうに有難いねぇ)
「青森はとおいきん私たちゃいきたくてんいっきらんばいねぇ」
(訳:青森県は遠いから私たちは行きたくても行けないね)
おばさんたち!
わたし来週行くんですよ! 青森に!!!
弘前市にも行く予定なので、青森県に着いたら、この日田でのねぷたの感動を思い出したいと思います。
まさかの地元で弘前ねぷたを見るという激レア体験ができて良かったです。
楽しい帰省(ミニひとり旅)でした!
それでは来週の青森ひとり旅の記事もお楽しみに!
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