斜陽館へ行ったら「太宰ラーメン」を食べるんだッ!【五所川原市金木観光物産館マディニー】
冒頭から突然ですが、あなたに質問です!
上の写真をご覧ください。
この立派な建物、何だと思いますか……?
実はこの家、あの太宰治の生家なんです!
太宰治は『走れメロス』や『人間失格』で有名な昭和の小説家ですね。
青森県五所川原市金木町にある太宰治の生家は
現在、太宰治記念館「斜陽館」として、
太宰治に関する貴重な資料が数多く展示されています。
斜陽館については過去記事で詳しく書いていますので、
よかったらご覧ください〜!
ananachantravel.hatenablog.com
斜陽館の見学を終えたら、館の向かいにある「金木観光物産館マディニー」へ行きました。
今回は、マディニーの中にある食事処「太宰らうめんと郷土料理はな」さんで昼食を取らせていただいたので、その様子を紹介していきたいと思います〜!
「太宰らうめんと郷土料理はな」は、マディニーに入ってから奥の方へと進んでいったところにありますよ。
食券制なので、店に入る前にサンプルケースを見てメニューを決めます。
津軽の郷土料理など、気になる料理が沢山ですが……。
実は私、とあるラーメンが目的でこのマディニーに寄ったんです。
そのラーメンがコチラ!
ででーん!!!
その名も、太宰らーめん!
いやいやちょっと待て、
太宰ラーメンって何よ???
って感じですよね。
太宰治は生前「根曲竹」と「わかめ入りの若竹汁」が大好きだったのだそう。
それを合わせて津軽風にアレンジしたラーメンが、この「太宰ラーメン」なのだ!
前々から食べてみたいと思っていたので、
迷うことなく食券機へと向かいました。
食券機はこんな感じ。
食券制のレストランって、最近あまり見かけなくなりましたよね。
少し残念です。
食券制、気楽で良いじゃないですか。
私は好きですよ。食券制。
チキン星人なので、テーブルから店員さんを呼ぶのが苦手なんですよねぇ……。
入り口カウンターのところにいる店員さんに食券を渡して、自分の好きな席に座ります。
目立たない窓際のテーブル席にしました。
1人ですよッ!
初めての1人ラーメンですよッ!
ちょうどお昼時だったので、店内のテーブルは結構埋まっていました。
利用客の殆どは観光客なので、大抵は2〜4人ずつテーブルに座っています。
そんな中で私は1人!
大丈夫!恥じるな私!
これはメンタルを鍛えるための良い機会だ!
そう自分に言い聞かせながら数分待っていると、来ました!
太宰ラーメン!
この、何とも言えないビジュアルが良い!
どんな味がするのでしょうか……?
いざ、食す!
人目を気にせず黙々と食べてやりました。
いやぁ、美味い!!!
美味いぞ!太宰ラーメン!!!(感激)
塩味のサッパリとしたラーメンでした。
私は九州生まれ九州育ちなので、
ラーメンといえば「こってりとした豚骨ラーメン」。
豚骨ラーメン。
食べている時は美味しいのですが、
食後、胃の中が大変なことになるんですよ。
(油物に弱い私の胃)
でも、この太宰ラーメンは、
もちろん全然油っぽくないし、後味がサッパリしているので
個人的にはとても好感が持てました!
もうね、毎日食べても良いくらい!
1番の魅力は何といっても根曲竹の食感。
普通の竹の子よりも固く、噛みごたえがありました。
それが新鮮で堪らなく美味しい!
私にとっては新感覚なラーメンでした。🍜
そして、もう1つ!
この太宰ラーメンには、ある面白い仕掛けが施されているのです。
ラーメンのスープを全て飲んでしまうと……。
ジャジャーン!
スープで隠れていた部分に何か書かれているぞ……!
汝を愛し、汝を憎む。
私には、又別の専門科目がある。
世人は仮にその科目を愛と呼んでいる。
さらば旅人よ
命あらばまた他日
元気でいこう、絶望するな
では、失敬。
太宰治を読んだことのない人は
「……何のこっちゃ?」
と思うかもしれませんね。笑
これら3つの言葉は、
太宰治が書いた小説『津軽』に登場する台詞です。
※ 本来であれば「さらば旅人よ」ではなく「さらば読者よ」。
まるで太宰先生から激励を受けているかのような気分……!
無事に家まで帰ります!
そしてまた来ます!
そうドンブリに約束して帰路につました。
太宰治が好きだった味を楽しむことができる「太宰ラーメン」。
斜陽館を見学したら、帰りに是非「太宰らうめんと郷土料理はな」さんに寄って、太宰ラーメンを食べてみてください!
食べる時は、スープを飲んでしまうことも忘れずに!笑
それでは!
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